メモライター「ポメラ」を礼賛する

魔女のお気に入り

はじめに:「ポメラ」を礼賛したい

こんにちは。すずきです。閲覧ありがとうございます。
今日はブログを書くのにも使っている「ポメラ」について語ります。

神話関係ないです。(神話ジャーナルとは?)
今回に限らず雑記多めだから、ブログタイトルミスったかなとかたまに思います。

さて、私事ではございますが
(ブログとは押し並べて私事である)
趣味で書いていた小説が完結しました!
やったー!

SNSに載せるとか、賞に応募するとかいう予定もない、
of すずき by すずき for すずきの
完全に自分用なのですが、完結したという事実が私にとって大きいのです。

というのも私、物心ついたときからお話を書くのが大好きで、小学校三、四年くらいから自分で話を書いていました。
二次創作も一次創作も両方です。

内容やテーマは違えど、私の一番の趣味として小話を書くことが十年以上あったわけです。

しかしながら、なんと昨日まで、一つも完結させたことがなかった__

行き詰まったら別の作品を新しく始め、それも行き詰まったらまた別のを始めを繰り返していたからです。

時間を空けて読み返すと、その稚拙な文章と展開に嫌気が差し、もう書きたくなくなる。

そう私は完璧主義故に「終わらせられない病」だったのです。

それを克服してなんとか、初めて小説を完結させられました。
嬉しい。非常に嬉しいです。
昨日を記念日にしました。「私にも終わらせられる記念日」です。

克服に大きく寄与したのが「ポメラ」でございます。

なのでポメラをどうしても礼賛したい!

そんな雑記です。

ポメラとはなんぞや

ポメラとは

ポメラとは、事務用品大手のキングジム社が出している
ポータブルメモライター端末のこと。頭文字をとってポ、メ、ラ。

電子機器です。

見た目は横長のノートパソコンのようで、開くとキーボードと液晶画面があります。

ポメラDM250。シンプルなデザイン。
ポメラを閉じるとこんな感じ。
マットな質感で手の脂がめちゃくちゃ付く。

キーボードで文字を入力すると、それが液晶に表示されます。
「メモライター」なので、これで文章が書けます

はい、それだけです。

動画? 見れませんよ。
画像? 見れませんよ。
そもそもインターネットに接続できませんから。

そして色というものもありません。ポメラの液晶は白と黒の世界です。

ポメラが受け入れるのは「文字」だけなのです。

私が使っている2022年に販売された「ポメラDM250」の定価は54800円(税抜)です。

はい。税込で6万する、文字が書けるだけの機械です。

……。

恐ろしいですね。
買うとき、親に止められました。

ポメラの売り

とはいえこのポメラですが、DM250の前にもいくらかシリーズが出ている人気端末です。

その売りがこちら。

  • テキスト入力に特化しているので、集中できる
  • 画面を開けばすぐ立ち上がる
  • 軽量・小型でポータブル
  • バッテリー消費が激しくなく、長時間稼働

などなど。

とりわけ、テキスト入力に特化している点が、私の小説初完結に大いに貢献してくれました。

ポメラのすごいところ:寄り道しないので、「とりあえずこれでいいか」ってなる

ポメラちゃんは、文字を入力することしかできません。

だから書いている途中で
「あれ、フランス革命って何年に起こったんだっけ?」
と思うことがあっても、ポメラちゃんにはどうすることもできません。

パソコンで書いていたら、そうはなりませんよね。

Wordやノートアプリを一度小さくして、
検索エンジンを起動させ、
「フランス革命 いつ」でインターネットの海に飛び込みます。

そして浮気性な脳みそは、フランス革命のウィキからリンクをエンドレスに踏み続け、いつの間にか「膝」のウィキを読んでたりするのです。

「へえ、膝小僧の裏側は膕(ひかがみ)って言うのか~」

ポメラの場合はどうなるかというと……

「あれ、フランス革命って何年に起こったんだっけ?」

「わかんね、後ででいいや」
0000年に起こったフランス革命で云々(適当に数字を代入or空白にする)

文章の続きを書く。

つまり、寄り道をしなくなるのです。文字打つ以外できないから、そもそも寄る道がない。

そのためどこか不完全なところがあっても、文章を書ききるまで突っ切るしかないのです。

この「とりあえず完成まで突っ切るしかない」というポメラのスタンスが、私の完璧主義を中和させていきました。

これが、文字を打つしかできないという究極のミニマリズムの最大のメリットなのです。

私はポメラを使って突っ切りました。
ポメラで文字を書いている間は、もう私と文字しか意識の圏内にいないので、本当に集中できます。

すぐ立ち上がるのもありがたい

またポメラはふた? を空ければ自動で電源がつき、すぐに前回の途中から執筆を開始できます。

ぱかっと開ければいいだけ。

すちゃ(取り出す)→ぱかっ(開く)→かたかた(書く)
この間5秒弱。

スマホでもこのくらいのスピード感が出ますが、やっぱり両手でタイピングしたいものです。

パソコンとなると、
すちゃ(取り出す)→ぱかっ(開く)→ぽち(電源ボタン)→カチッ、カチッ、カチッ(アプリやファイルを開く)→かたかた(書く)
のステップを踏みます。

執筆までのステップが多いと、その間に、

ぐい。

きゃっ……

「ウィルスバスターでもう一台、君のこと保護させてほしい」

「Notionアプリの最新バージョンがリリースされてるってば。ねえ、僕の声聞こえてるんでしょ?」

「なあいい加減、俺(Windows11)にしとけよ」

など、いろいろメッセージが入り込んできます。

うおおおお小説を書かせてくれ~ッ!(×マーク連打)

「ふん、おもしれー女」

とはいえ、いつまでおもしれー女でいられるでしょうか。
ポメラではそのような声かけの心配なく、すぐに執筆に取りかかれます。

その他のありがた機能①アプリ接続

ポメラで書いたものをさっと見返したり、ブログにアップするには、ポメラの外に出さないといけません。

pomera linkという専用アプリを使ってポメラからデータをスマホに送ります。
ポメラから発するWi-Fiでポメラ本体とスマートフォンを接続します。

そこからコピペしてNotionなりWord Pressなりに移動させるのです。

私は一区切り書けたらすぐにスマホ経由でクラウドに移すので、ポメラ本体の容量はスカスカですが、もちろんポメラ自体にどんどん保存していくこともできます。

その他のありがた機能②電子辞書

なんと私が使っているポメラには電子辞書がいくらか入っています。

類語辞典と国語辞典、英和辞典、和英辞典の四つです。

そのうちの類語辞典、「角川・類語新辞典S」に小説執筆中、非常にお世話になりました。

小説を書いていて
「え、私の語彙力、低すぎ……?」と思った時、
「また“見つめる”だよ……こいつら見つめすぎだろ」ってなった時に
ぱっとポメラ内で、
別の表現を探すことができます

かたかたタイピングしている最中に、手が止まり、
もう今まさに必要に迫られている! という状況で言葉を探しに行くので、
ちょうどいい言葉が見つかったら、すぐまた執筆画面に戻れます。

需要と供給がぴっちり合わさって余計な物が提供されないので寄り道の心配はないはずです。

おわりに:ポメラに感謝

ブログも小説も全部ポメラで書いています。

ポメラを使うことで、「書き物完璧主義」を緩和させ、人生で初めて小説も完結させられたし、こうやってブログも投稿できています。

なお、内容と質は……。チーン。

そんなのは数をこなせば勝手によくなるものです。
質より量。量をこなせば質が勝手に伴う。とにかく量、量ですよ量。

それで少し成長したかなというタイミングで、気が向いたらブラッシュアップしに戻れば良いだけです。

「完璧より、まず完成」Done is better than perfect.
ーーの言葉だそうですが、おっしゃるとおりです。
(誰の言葉か忘れたのでポメラ上では空白にして締めの挨拶を続ける)

追記:旧フェイスブック社のスローガンだったそうです。マーク・ザッカーバーグが言ったとか言ってないとか。
(こんな感じで後で追記したり空白に挿入したりすればいい)

以上、ポメラ礼賛でした。
お付き合いくださりありがとうございました。

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